Date | 2024.1.11 (13:00 - 14:30) |
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Venue |
Lecture Room 23, 2F, Lecture Hall 1 for Faculty of Agriculture, Fuchu Campus, TUAT |
Speaker | Dr. Tatsuya Amano |
Affiliation | The University of Queensland (Australia) |
Title | "生物多様性保全における言語の壁:その影響と解決策" <Abstract> 言語の壁という問題は、英語を第一言語としない人々が直面する「英語」の壁として長い間認識されてきたため、学術界全体でこの問題を解決するための取り組みはほとんど行われてこなかった。しかし最近の研究の進展により、この問題は科学の進歩や生物多様性の危機を含む地球規模の課題への貢献を大きく妨げる多面的な問題であることが明らかになってきた。2019年から私が主導しているtranslatEプロジェクト(https://translatesciences.com/)では、言語の壁が(1)様々な言語で発表されている科学的エビデンスの統合、(2)英語が広く使用されていない国での意思決定における英語のエビデンスの活用、(3)英語を第一言語としない人による科学的エビデンスの創出、をそれぞれ阻害することによって、エビデンスに基づいた保全を推進する上で大きな障壁となっていることを明らかにした。本講演では、言語の壁が保全に及ぼす影響について最新の研究成果を紹介し、また、共同研究の確立、多言語による研究の普及、英語を第一言語としない研究者への支援、人工知能ツールの活用などを通して、個人や機関、学術誌、学会などが実行できる解決策についても議論する。 |
Language | Japanese |
Intended for | Everyone is welcome to join. |
Co-Organized by | Institute of Global Innovation Research "FOOD" Koike Team Excellent Leader Development for Super Smart Society by New Industry Creation and Diversity |
Contact | Institute of Global Innovation Research, Institute of Agriculture Prof. Munemitsu Akasaka Email: muuak(at) cc.tuat.ac.jp |
Remarks | For Zoom participants, please contact Prof. Akasaka (e-mail: muuak (at) cc.tuat.ac.jp) |
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